どういうことかと言いますと、生活する上での一つ一つの行動を丁寧に行おうと決めたところで、三日もすれば元の雑さに戻ってしまうということです。
例えば「靴を揃える」とか「郵便物の確認を毎日行う」とか「洗濯物は畳んで棚にしまう」とか「家計簿をつける」とかです。
思いつくものは他にも無数にありますが、日々の生活での何気ない動作ということで、これらを挙げてみます。
これらは基本的なことですが、30代になっても未だにできないままでいます。
一人暮らしを始めた当初は、きちんとしていた時期もあったのですが・・・。
毎日できる人はかなりすごいと思いますね。
ちなみにボクはこんな感じです。
靴。足で適当に揃えます。
郵便物。郵便受けがいっぱいになってから、やっと確認します。
洗濯物。ハンガーにかけっぱなし、ハンガーから直接取ります。
家計簿。一度もつけたことがありません。
ちなみに妻も似たような性格で、ちゃんとしようねとたまに言い合っても、すぐにこのスタイルに戻ってしまいます。
まだ子供がいない状態でこれなので、もし子供が生まれたらと考えると、少し怖いですね。部屋がカオスな状態になってしまいそうで。
それまでにはしっかりと出来るようになっておきたいものです。
靴を揃えることについて
いちいちしゃがんで靴の向きを揃えるのってなかなかの労力ですよね。
疲れて家に帰ってきて、一刻も早く家に入りたいのに、そこで一度しゃがまないといけない。
荷物で手がふさがっていたら、なおさら面倒ですよね。
しかし散らかったままだと、今度は逆に出かけるときに少々面倒です。
散らかった靴を手繰り寄せないといけません。最初から揃えられていれば、そのままスッと履くことができます。
「玄関は家の顔」とも言われているので、その顔である玄関が整えられていると、家全体の雰囲気も良くなるはずです。
次に帰ってくる人や、訪ねてくる人にとっても気持ち良いですもんね。
帰ってきた時に少しだけ頑張ることで、後は良いことばかりです。
まあ、これだけ分かっていても毎日実行できるかどうかは別なんですけどね。
郵便物の確認について
また玄関の話なんですけど、郵便受けがすぐにいっぱいになるんですよ。
そういう気がするだけであって、実際には何日か経過してるんですけどね。
ボクは郵便物の内容を確認するとき、軽いストレスを感じるんです。
何かの催促とかだったらすぐに処理しないといけないし、光熱費は見たくないし。
光熱費を見た時「はぁ」って思いませんか?
また上がってるよ、みたいな。
春と秋はまだいいですよ。ガスも電気もあまり使わないので。
夏も基本はシャワーなので、高くなるのは冷房代ぐらいなものです。
問題なのは冬ですよ。
風呂を沸かして暖房を使っていたら、ガス、電気、水道、全部の料金がもれなく上がりますからね。
光熱費を自分で支払うようになってから、人間にとって暖を得るということが、いかに重要なことであるかが分かりましたね。
人間は暖を得るために膨大なエネルギーを必要とする生き物なのだなと実感しました。
話が逸れてしまいましたが、要するに、郵便物の内容を確認することがストレスなので、どうしても後回しにしてしまうということです。
で、両手がふさがっていたりすると、なおさら「また今度でいいか」みたいになって、それを何日か繰り返すうちに、気が付いたら溢れている。
というわけです。
その日に届いた郵便物はその日のうちに処理!が理想なんですけどね。
服を畳んでしまうことについて
現在、我が家は共働きなので、洗濯物は基本的に部屋干しです。服はハンガーにかけっぱなしで、そこから直接、必要な服を取っています。
物干し竿が収納スペースみたいな感じになっていますね。
次の洗濯物を干すときに、やっと取り外して畳んで棚にしまいます。
まだ妻と二人だけなので、そのスタイルでも問題ないんですけどね。
でも、このスタイルは楽なんですけど問題があって、ほこりとか臭いが付きやすいんですよね。
生活空間にむき出しにしているわけなので、そういったものが付いてしまうんですよ。
手で持ってバサッてするとほこりが舞うし、なんか玉ねぎの臭いがする。とかありますからね。
やはり棚にしまって、隔離して保管するのが理想です。
出来るように頑張りたいと思います。
家計簿をつけることについて
何年も前からつけようと思っていますが、いまだにできていないです。
つけないでも生活できているし、お金も少しは余るので、使いすぎてしまっているということはないんですよね。
最近は現金以外にも、クレジットカードや電子マネーでの支払いもしているのですが、これらは後からアプリの管理ページで明細を追えるので、すごく便利です。
そう考えると、家計簿のハードルはだいぶ下がったと思います。
ではなぜつけていないのかと言いますと、現実を直視したくないからです。
「こんなにも使っていたんだ」と思いたくないわけです。
逆に「これだけしか使っていなかったんだ」となることがないわけではないですが、まぁほぼ100%前者なわけです。
なので、なかなか始められずにいるんですよね。
生活できているし別にいいかみたいな。
いわゆる、完全な思考停止状態ですよね。
でも、見直しは絶対に必要だと思いますし、無駄を省くことで生活に余裕が生まれる可能性もあるわけです。
マイナスになることはまずないと思うのですが、やはり現実を直視するのが怖い!
結局は、心に余裕があるかどうか
だと思うんですよね。
丁寧な生活を送るためには、モチベーションの高さやポジティブ思考といった「豊かな心」がある程度必要になってくると思うんですよ。
「丁寧な生活をしているから豊かな心になれるタイプの人」と「元々が豊かな心だから、丁寧な生活ができるタイプの人」がいるとボクは思っています。
ちなみにボクは後者タイプの人間です。
20代の新社会人の頃、少ない給料でも満足していた時は、家の中が綺麗でしたもんね。
一人暮らしだったのですが、掃除も定期的にやっていましたし、整理整頓もしていました。
今まで大金を貰ったことがないから、給料日は純粋に嬉しかったですし、また仕事頑張ろうって思っていましたよ。
現在と比べて日々のモチベーションが高かったですし、前向きな性格でした。
しかし30代になった今、給料は上がりましたが、会社や世の中、今後の人生に対する不安や不満、絶望感もレベルアップしましたからね。
なので、日々のモチベーションは下がっているし、余裕もあまりないのが現状です。
その結果、生活が雑になってくるんですよね。別にいいやみたいに。
ボクの場合、心の状態が生活スタイルに反映されているのであって、生活スタイルが心に反映されるわけではないんですよ。
なので、いくら丁寧な生活を心がけたところで、自分の内面が変わらない限り、すぐに雑な生活に戻ってしまうわけです。
自分の周りの環境を変えようと思ったら、まずは自分が変わらないといけないというのは、概ねその通りだと思います。
でも結局、心の余裕というのは本人の心の持ち方次第なんでしょうね。
なんでもポジティブに捉えることができれば、モチベーションを高めることができて、良い結果が生まれる。そしてそれが、豊かな心と丁寧な生活に繋がっていく。
といった具合にです。
まあ、それが一番難しいですけどね。分かっていてもできないです。
しかし、これを実行しない限りはいつまでも「丁寧に生活しようとしても、すぐ雑になってしまう!」わけです。