内向的な人や繊細な人の特徴の一つとして、
「他人の態度に敏感に反応してしまう」 ということがあると思います。
ボクも内向的な人間です。
相手の態度がいつもと違うと、
「ん?なにか機嫌を損ねてしまったのかな?」 と不安になるんですよね。
なぜ不安になってしまうのか、原因を考えてみました。
結局のところ、「人に嫌われたくないから」なんですよね。
「嫌われたかもしれない」という思い込み
例えば、
相手から、いつもと違う態度をとられる。
「嫌われたのかな?」と不安になる。
後から普通に話しかけられてホッとする。
そして「結局、自分の思い込みだった・・・」 となるのがボクのいつものパターンです。
「人に嫌われたくない」と強く思っているからこそ、「他人の態度がいつもと違うこと」に不安を感じてしまうのです。
この世界に変わらないものなど存在しない
しかし、よくよく考えてみると、
そもそもこの世界に「変わらないもの」など存在しないのです。
常に同じ状態を保ち続けているものなどないのです。
それは、人の態度(心や言動)も同じです。
川の水、雲の形、風の向き。
地球のプレート、自転、公転。
太陽系は銀河系の中を移動しています。
銀河系も宇宙空間の中を移動しています。
原子や分子だって動いています。
この世界を構成する全てのものが動いています。
その世界の住人である私達の態度(心や言動)に変化がないわけがありません。
そう考えると、相手の態度がいつもと違うからといって、それが嫌われたからとは限らないのです。
常に変わらない状態を相手に望むのは無理があると思います。
むしろ変化のある方が、自然な状態なのではないでしょうか。
人の態度の変化は当前であり、自然な状態である
「ありとあらゆるものが動いているこの世界」で生きている以上、人の心も当然動いています。
その時の心の状態によって、態度が変化することも当然です。
「この世界」も「人の心」も「心の状態に伴う言動」も、常に動いて変化しているのです。
「人の態度がいつも同じでないことは、むしろ自然な状態である」
大胆で投げやりっぽい考え方ですが、
こう割り切ることで、他人の態度がいつもと違っても、
「まっ、いいか!」
「たまたま今はそんな気分なんだね」
と、受け流すことができるようになります。
「嫌われたんだ!」と決めつけて、気に病むことも減ってくるはずです。
自分の人生、他人の態度を気にすることなく、自分らしく生きていきたいものです。