皆さんは、漫画やアニメに登場するシチュエーションに憧れたことはありませんか?
「どうすれば、このキャラみたいな生き方ができるのか?」 とか、
「どうすれば、このキャラみたいな日常を送れるのか?」 と。
ボクは高校生から20代の後半ぐらいまで思っていました。
「漫画やアニメのようなシチュエーションを現実で実現するにはどうすればいいか」
今回はその方法について考えていきたいと思います!
漫画やアニメのシチュエーションは理想である
漫画やアニメで様々なキャラクターが楽しそうにしているのを見て、
「こんな学園生活を送りたい」
「毎日こんな仲間たちと過ごしたい」
「このキャラみたいになりたい」
と思ったことがあるのは僕だけではないはずです。
30歳を超えた今でも、漫画を読み終えた時にたまに思います。
「こんな高校生活を過ごしたかったな~」 とか。
「こんな仲間と仕事がしたいな~」 とか。
現実ではありえない理想を求めてしまいます。
しかし、ある時ボクは気づいてしまったのです。
「漫画やアニメのシチュエーションは人々の理想を描いている」「このような理想を現実に求めても叶うわけがない」ということに・・・。
なぜなら、
漫画やアニメの世界は徹底的に作りこまれた世界である
漫画やアニメの世界は徹底的に作りこまれた世界だからです。
・物語の舞台
・ストーリー
・登場人物のプロフィール
・登場人物の相関図
物語が面白くなるように、その世界の全てがあらかじめ設定されています。
先の読めない現実とは違います。
なので、漫画やアニメのような徹底的に作りこまれた世界でのシチュエーションを現実に求めても、実現は難しいのです。
キャラクターのスタイルやセリフは現実ではシュールである
漫画やアニメのキャラクターは個性的なスタイル(服装やポーズなど)をしていたり、カッコいいセリフを言います。
好きなキャラクターに憧れるあまり、日常生活でそのキャラの真似をするとどうなるでしょうか。
中二病患者になってしまいます・・・。
あのようなスタイル(服装やポーズなど)は、そのキャラクターや世界観に合っているから格好良く見えるのです。
セリフだって、そのキャラクターが言うから格好良いのです。
・キャラクターの個性を際立たせるためのスタイル
・シチュエーションを盛り上げるためのセリフ
・キャラクターをカッコよく魅せるための言い回し
これらは、シーンを盛り上げたり視聴者の心に響くように考えらているから、違和感がないのです。
もし、次のような人を現実で見かけたらどう思うでしょうか?
誰かを待つ時に、「3分間待ってやる」と言う人。
椅子の上でしゃがんでケーキを食べる人。
居酒屋で、「ぷしゅー」とずっと言っている人。
一人称が「拙者(せっしゃ)」とか「某(それがし)」の人。
ネタとしてなら別ですが、漫画やアニメのキャラクターの真似をしても、現実の光景にはシュール(非日常的)にうつるのです。
キャラクターの内面を見習うことで、自分の理想の環境に近づくことができる
アニメや漫画のようなシチュエーションを現実に求めたところで、現実がそのようになることはありません。
しかし、キャラクターの内面(精神)を見習うことで、自分の理想の環境に近づくことはできると思います。
例えば、
・ライバルに勝つために、努力を惜しまないひたむきさ
・強敵や難題を目の前にして、どんなに絶望的な状況でも諦めない気持ち
・仕事に全力で向き合う姿勢
・勉強や部活に全力で打ち込む姿勢
・好きなことを極めるための行動力
・家族や仲間を思いやる優しさ
などです。
現実の生活でこれらを意識することで、理想のシチュエーションに巡り合う可能性が高くなります。
なぜなら、漫画やアニメのキャラクターは「自分のするべきことに全力」だったり「自分の好きなことに夢中」である場合が多いからです。
なにかに全力だったり、夢中になっている人の周りには自然と人が集まってきます。
それは、周囲の自分に対する見られ方が変わるからです。
新しい人間関係をきっかけに環境も変わります。
そのようにして、なるべくしてなった環境が自分の人生の舞台なのです。
思っているだけ、受け身の姿勢では何も変わりません。
時間はかかるかもしれないけど、自ら動くことで自分を取り巻く世界は変わっていきます。
人生の主人公は自分。人生の作者も自分です。
自分以外の誰にも物語の設定は作れないのです。