失敗してしまった。
事故を起こしてしまった。
そんな時、
後から自分の行動を振り返ってみると、何かしらの予兆があったような気がしませんか?
失敗や事故に至る前に、予兆となる出来事が日常の中で起こっていたはずです。
例えば、
「忘れ物が増えた」
「寝過ごすことが多くなった」
「運転が荒くなってきた」
「コミュニケーションが雑になってきた」
このようなことが常習化していき、積み重なり、大きくなっていく。
そして、失敗や事故に至る。
そうならないように、
「最近、心が乱れていますよ」
「このままだと大変なことになりますよ」
「一度この辺りで立ち止まりなさいよ」
というような意味で、予兆という名のメッセージが日常の出来事として起こっているのではないか?とボクは思います。
しかし、
この予兆となるメッセージ(出来事)に気付かない。
気付いたとしても放っている。
そして、その結果、失敗や事故に至ってしまう。
「これを繰り返していたらやばいな」
「このまま放置していたらやばいな」
と思うことがあれば、その時にやめる。
一度立ち止り、自分を見つめ直してみる。
どんな些細なメッセージ(出来事)でも敏感にキャッチする。
その都度反省し、自分を見つめ直してみる。
そうできれば、心の軌道修正ができ、失敗や事故を未然に防げるのではないか!?
と思います。
ボクの場合
ボクも、日常でのメッセージに気付くことなく、やらかしてしまうことが多々あります。
その時は、
「ああ、あそこで気付いておくべきだったな」と振り返って反省します。
以下は、今までにボクが起こしてしまった失敗や事故に対する振り返りです。
寝過ごして会社に遅れてしまった
スマホやゲームで夜更かしをすることが多くなった。
↓
でも、朝はちゃんと起きれている。早く寝る必要はないな。
↓
だんだんと寝る時間が遅くなってきた。でも、まだ大丈夫。
↓
朝起きる時間がだんだん遅くなってきた。←このメッセージに気付いておくべきだった
↓
ある日ついに寝坊した。←これもメッセージ(ここで気付かなければもっと大事になる)
↓
これがもし、客先への訪問や会議が入っている日だったら大変だった。自分が叱られるだけで済んで良かった。
↓
このメッセージ(出来事)を機に反省しよう。
↓
これからは早く寝よう。
フォークリフトの運転中、壁に接触した
フォークリフトの運転に慣れ、緊張感がなくなってきた。
↓
スピードを重視するようになった。運転が荒くなってきた。←このメッセージに気付いておくべきだった
↓
ある日ついに、旋回中に壁にぶつかってしまった。←これもメッセージ(これで気付かなければもっと大事になる)
↓
まだ壁でよかった、これが人なら大惨事だった。
↓
このような運転を続けていたら、いずれは人にぶつかってしまうかもしれない。
↓
このメッセージ(出来事)を機に反省しよう。
↓
初心を思い出し、安全運転を心がけるようになった。
車のドアを隣の車に接触させてしまった
疲れが溜まっていて、いろんなことに対して注意不足だった。
↓
ぼーっとしながら運転している時があった。←このメッセージに気付いておくべきだった
↓
駐車場で車のドアを開ける際、隣の車にドアを接触させてしまった。←これもメッセージ(これで気付かなければもっと大事になる)
↓
これが運転中ではなくて良かった。ぼーっとした状態で運転を続けていたら、いずれは人をはねていたかもしれない。
↓
このメッセージ(出来事)を気に反省しよう。
↓
体調管理と運転に気を遣うようになった。
メッセージである出来事に対して感謝する
たとえ、
寝過ごして上司に叱られても、
フォークリフトを壁にぶつけて先輩に注意されても、
接触事故を起こして保険料が上がっても、
「大事になる前に教えてくれてありがとう」
と感謝したいとボクは思っています。
自分を見つめ直し、軌道修正するきっかけを与えてくれたのですから。
余談ですが、
歌手の松任谷由実さん(ユーミン)の『やさしさに包まれたなら』の歌詞の一部の、
「目に映る全てのことはメッセージ」というフレーズはまさにその通りだなと思います。
「この出来事には何かしらの意味があるのだな」
「この事態は起こるべくして起きたんだな」
「この結果には何かしらの原因があったはずだ」
このようなことを踏まえて、
自分を見つめ直し、反省し、改善していけば、失敗や事故を小さな規模のうちに防ぐことができるはずです。
毎日しっかりとアンテナを立て、メッセージを敏感にキャッチしながら過ごしていきたいなと思います。