不徳は、利己心からくる利己的な行為によって魂に積まれていきます。
利己的な行為とはどのような行為なのか。
それは
「自分の利益や損得ばかりを優先し、他者の迷惑や立場を顧みない自己中心的な行為のことです」。
これは、徳を積むための利他行とは真逆の行為になります。
この不徳というのは、魂にこびりついている垢のようなものです。
私たちは、一つの魂を持って生まれ変わりを繰り返しています。
ですので
魂には、「これまでの転生の過程で積まれてきた不徳がいくつも存在しています」。
人生の目的は魂磨きです。
生まれてきた時よりも魂を綺麗にして寿命を終えることが、人生の目的です。
そのためには、魂を不徳で汚さないように生きなければなりません。
私たちは、それぞれが一つの魂を持って輪廻転生を繰り返しているので
今世で作ってしまった不徳は、来世に持ち越してしまうのです。
今回は
利己的な行為と不徳の関係ついて考察していきたいと思います。

利己的な人の特徴
利己的な人の特徴として、次のようなものがあります。
・自己優先である。自分の利益、損得、欲求、都合を最優先し、他人の状況や気持ちを考えない。
・責任転嫁をする。自分のミスでトラブルが起きても非を認めずに、言い訳や他人のせいして責任逃れをする。
・相手によって態度を変える。自分にメリットがある相手とそうでない相手で態度が変わる。
・不平不満が多い。自分が中心でないと気が済まないため、状況や他人が自分の思い通りにならないと、愚痴や不満を口にする。
・与えてもらうことが当然だと考えている。自分から他人に与えることには消極的である(時間、労力、モノなど)。
・他人の痛みに鈍感である。自分さえ良ければいいという考えなので、自分の行動で相手に迷惑がかかっても罪悪感を抱かない。
このような行為を繰り返す生き方をしていると
魂は不徳によってどんどん汚れていってしまいます。
周囲の人からの信頼も失い、良い人間関係が築けなくなります。
その結果、いざという時に協力や助けを得られなくなってしまいます。
その時は徳をしたり利益を得られたとしても、長期的に見ると損をすることになるのです。

日常に潜む利己的な行為
上記のようなことを、「自分はしていないから大丈夫!」と思っても油断は禁物です。
自分が気付いていないだけで、無意識のうちにしてしまっているかもしれないからです。
特に
「家族や友人といった親しい間柄にこそ、当たり前になってしまった利己的な行為が潜んでいる可能性が高いです」。
例えば
・約束の時間に遅れるのが当たり前になっている。
約束の時間に遅れてくるのが当たり前になっている人をたまに見かけます。
そういう人は、付き合いの長い相手からは、“この人はこういうキャラ”として許されていたりします。
仮に許されていたとしても、自分の都合で相手の時間を奪っていることに変わりはありません。
・借りたものを返さない。
いつでも会える関係だからこそ、お金や物の貸し借りがルーズになっていないでしょうか?
相手に会う機会があっても
「また今度でいいか」と思い、借りっぱなしになっている物はないでしょうか?
相手は早く返してほしいと思っていたり、本当に返してくれるのか、と不安になっているかもしれません。
・相手を労うことがなくなった。
これは、夫婦間で特に見られることだと思います。
共に過ごす時間が長くなってくると、相手がいることが当たり前になってきます。
料理や洗濯、掃除といった家事をしてくれることに対して
「ありがとう」や「お疲れ様」といった労いの言葉をかけることが少なくなってきていないでしょうか?
してくれることが当然だと思うことは、相手への押し付けになってしまいます。
・ネガティブな発言をする。
相手に対する否定や批判などのネガティブな発言が、相手を傷つけていることがあります。
「これぐらいいつも言ってるから」「それでも許してくれるているから」と自分が思っていても、相手が気にしていないとは限りません。
相手の気持ちよりもを自分の主張を優先することは自己中心な行為です。
付き合いが長くなり親しくなってくると、相手に対する遠慮や感謝の気持ちが薄れてきがちです。
相手が“いること”や“してくれること”を当然だと思わずに
自分のために“いてくれている”“してくれている”と感謝の気持ちを持ち続けることが大事です。
大事なのは相手の立場に立つこと
人間関係で大事なのは、支え合う関係です。
なぜならば、人は支え合わないと生きていけないからです。
ですので、他人に頼ったり、甘えたりすることは悪い事ではありません。
良くないのは、それが一方的になりすぎることです。
・してもらうばかりで自分からはしない。
・求めるばかりで与えることをしない。
もし、このような関係になっていたら注意が必要です。
また、何かしらのアクションを起こす際にも、一呼吸置いて次のことを考えることが大事です。
・自分の言動は相手の状況や立場を理解したうえでのものなのか。
・自分の言動で相手が傷付かないか。
このような
相手の立場を考慮しての行為は、利己的ではなく利他な行為にります。




