死後に向う世界

死後の世界の風景のイメージ

皆さんは、「霊界」という世界をご存知ですか?

この世での寿命を終えて

肉体を脱ぎ捨てて向かう世界が霊界です。

「えっ、死んだら天国とか地獄に行くんじゃないの?」

と思われたかもしれません。

天国や地獄は存在しますが

これらの世界に生まれ変わる前に、まずは霊界で過ごすことになります。

次の人生に向けての準備をするためにです。

その準備が終わってから

その時の魂の状態に応じた世界に生まれ変わることになるのです。

世界の構造のイメージ

死を受け入れる場所、幽界

私達が死後、最終的に向う場所は霊界ですが

その前にまず

「幽界」という世界を経由します。

幽界は、自分が死んだことを受け入れる場所です。

人によっては、死んだことに気付かなかったり

意識が肉体から切り離されたことに驚いたり、戸惑ってしまう場合があります。

そうなってしまった人達が、現世と死後の世界のギャップを埋めて

霊界に行くための準備をする場所として幽界は存在します。

幽界は、この世と似た光景が広がっているので

この世と同じように生活しながら、少しづつ気持ちを慣らしていくことができるのです。

ここで死を受け入れ

生前への執着や未練を手放すことで霊界に行くことができるのです。

逆に、これらを手放すことができないと

地縛霊や浮遊例となり

霊界に行くことができず、幽界をさまよい続けることにってしまいます。

幽界から霊界に向う人
幽界から霊界に行けない人

転生の準備をする場所、霊界

霊界は、幽界の次に向かう世界であり、魂の本来の居場所です。

この世界は、次の人生に向けての準備をする場所です。

その準備というが

「魂のクリーニング」

「人生の見つめ直し」

です。

【転生の準備その1】魂のクリーニング

魂のクリーニングというのは

魂から欲を落とし、魂を綺麗にする作業です。

霊界に来たばかりの魂は、生前の欲がまだ残っている状態です。

まずは、この欲を落として、魂を素の状態にします。

欲を落とすといっても

よほど強い欲でない限りは、霊界で過ごすうちに徐々に薄れてきます。

なぜかというと

霊界では欲を持つ必要がないからです。

霊界は、物質が存在しない魂だけの世界であるため

この世のように肉体がないのはもちろん

仕事をする必要がなければ、生活するためのお金もいりません。

なので、欲を持つことに意味がないのです。

逆に、この世では

生きるための原動力として欲が必要です。

「あれが欲しい」

「これがしたい」

といった

欲望を満たすための欲がなければ、生きようと思えなくなるからです。

ですので決して

「欲=悪」ではありません。

しかし霊界では、この欲が邪魔になってしまうのです。

欲が魂にこびりついたままでは、自分の「魂の素質」に気付けないからです。

欲が多くて、隠れてしまった魂の素質

魂の素質

魂の素質というのは

その魂が本来持っている性質や感情のことです。

これは、魂から欲を落とすことで鮮明に見えてきます。

例えば、自分は

「何が得意で何が苦手なのか」

「何が好きで何が嫌いなのか」

「どんなことで喜びを感じるのか」

「本当にしたいことは何なのか」

というようなことです。

私達は本来

自分の魂の素質を知ったうえで、この世に生まれてきています。

霊界では、魂に付いている欲が生前と比べて大きく減っています。

魂が素の状態に近いため、自分の正体がはっきりと分かっているのです。

転生前に、「次の人生はこう生きよう!」と思っていても

この世で生きていく内に欲が生まれて

魂が曇ってしまい、魂の素質を覆い隠してしまいます。

その結果、自分が今世で本当にしたかったことが分からなくなってしまい

目の前の欲求を満たすことに夢中になってしまうのです。

霊界で生前の欲を落とすことなく

前世の欲が残った状態で転生してしまうと、既存の欲に従った生き方をしてしまいます。

新たな人生をまっさらな状態で始めるためには、魂から欲を落として、素の状態で転生する必要があるのです。

【転生の準備その2】人生の見つめ直し

霊界に戻ると、これまでに経験してきた全ての人生を思い出します。

自分が何回生まれ変わったのか

それぞれの人生でどのような生きかたをしてきたのか

ということをです。

霊界での生活で、魂は欲のないクリーンな状態になっています。

そのため、生前の行いを正確に見つめ直すことができるのです。

(欲が残ったまま生前の自分を見ても、生前と同じ考えになってしまいます)

こうすることで

当時は気付きもしなかったことや、考えもしなかったことが見えきて

「いかに自分が欲に流されて生きていたのか」

「なんて身勝手な行為を繰り返していたのか」

ということが分かり

より深い反省と内省ができるのです。

自分を客観的に見ることで、もしかしたら

「自分って意外と嫌な奴だな・・・」

と思うかもしれません。

欲のない状態で、欲まみれだった頃の自分の姿を見るのはちょっと怖いですよね。

生前の行いを振り返って、恥ずかしい思いをする人

また、霊界では

自分が生前に誰かにした行いを、相手の立場になって経験することができます。

霊界は、魂同士で情報を共有できる環境だからです。

「あの時、あの人に酷い事を言ったけど、相手はどう感じてたんだろう・・・」

と思ったら

相手の立場でその状況を経験し、その人の気持ちになれるのです。

そうすることで

「悪気はなかったけど、実際は傷つけてしまっていたんだ」

ということが分かり

「どんな言い方が良かったんだろう・・・」

と考えることができます。

この一連を繰り返し行うことで、利他心を学んでいけるのです。

私達は、霊界で学んだ利他心を利他行として実践するためにこの世に生まれてきます。

霊界で学んだことを、苦難の多いこの世で本当に実践できるのか?

欲や利己心に負けずに利他に生きられるのか?

ということが、人生では試されているのです。

ABOUT US
ユウタ
エグゼ
30代男。既婚者。 内向的で主張することが苦手。 言うよりも言われる側。 するよりもされる側の人間。 相手に合わせることの方が圧倒的に多い人生。 これは昔も今も変わりません。 かつて、こんな自分を変えようと奮闘していたときに、魂や精神、内面世界というものに興味を持つようになりました。 様々な内容に触れた結果、今ではこんな自分でも受け入れられるようになりました。 与えられた魂と体と環境でしっかりと生きていこうと思っています。